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この記事の目次
情報収集力が高い男の法則
アウトプット量が重要
何百人もの営業担当者と商談をしてきて、確実に言える法則が一つあります。
それは情報のアウトプット量が多い人には、さらに情報が集まるということ。
会社員とか起業家とか問わず、あまり自分の持っている情報を話したがらない人っていますよね。
でも、実はそれってとても勿体ないんです。
自分の仕事に関連する情報にまったく興味がない人はいません。
少なくとも私は会ったことはありません。
情報を持っている人の周りには、情報が欲しい人が集まってきます。
情報はバーターが基本
しかし情報を下さいと言っても、ハイそうですか!といって知りたい情報をそのまま教えてくれる殊勝な人はいません。
通常は商談や雑談などをしている中で、自分の手持ちの情報を出すことで、それに付随した情報や関連した話などをしてくれます。
アウトプットとインプット
アウトプットの方が多い?
数字を上げているできる営業マンほど、それ以外の情報もアウトプットしてくれます。
分かりやすく言い換えると、昔の中国がやってた朝貢貿易みたいなイメージ。
つまり自分の方から1の情報を提供すると、提供した以上の情報を逆にアウトプットしてもらえるということ。
これって一見、できる営業マンにとって何のメリットもないように思えます。しかし、このような営業マンに相談に来る人は一人ではありません。
情報を持っているということは、それだけお客様や関係者と商談を行っている回数が多いということ。つまりビジネスに対する感度が高く、人とのコミュニケーション力が高いことを意味します。ネットや新聞の情報も大切ですが、やはり人を経由した情報は鮮度や内容の濃さが圧倒的に違います。
インプットは母数がポイント
一回の雑談でその営業マンのインプットできる情報量が仮に1だとしても、件数の母数が多いため、トータルで見ると新しくインプットされる情報量の方が圧倒的に多くなります。
提供してあげるアウトプットしてあげる情報が2だとしても、それは使い回しできる情報ですし、別に減っていく訳ではありません。
つまり多くの人に情報をアウトプットすることで、逆に情報をくれる人の母数も増えるため、結果的にインプットされる情報量がますます増えて行くんです。
情報は最高の撒き餌
この情報収集方法はコストもかからず、しかもネットなどでは出回らない「生情報」を入手できる唯一の手法です。
こうやって収集した情報を一番必要としているのは誰かというと、もちろん自分のお客様。
しかもネットを探しても知りえない情報を教えてくれる人は、お客さんにとっては単なる営業マン以上の存在。
つまり、その後のヒアリングや営業に繋げやすくなります。
現代はネットである程度の情報が入手できてしまいます。そのような環境において、わざわざ時間を割いてまでして面談する時間を作ってくれる理由は何か?個人的は、自分しか持ちえない競合会社の情報や業界動向など、お客様にとって有益な情報をシェアできるかが鍵だと思います。
情報が逃げていく人の特徴
しかし、このようなアウトプット先行型の人は多くはありません。
それどころか、実は大した情報でもないのに勿体ぶって教えない人が圧倒的に多いのではないでしょうか。
また、情報は原則としてバーターが基本。もらうことだけを考えて、与えることをしない人には結果として情報は集まりません。
そしてネット周りで多いのが、情報やノウハウをなんでも無料で欲しがるクレクレくん。
しかも入手した情報やノウハウを共有すればまだしも、それを勿体付けて話さない人がとても多いのも特徴。
これらの無料情報も、知らない人にとっては少なくとも新しい情報です。
知らない人に共有すれば、その方から新しい情報を得られる可能性もある訳ですが、自分から情報をアウトプットしないため、それ以上のインプットが得られない負のスパイラルに陥ってしまう訳です。
もしあなたがこれに当てはまっていたら、少なくともお客様や仕事仲間とは積極的に情報共有してみて下さい。
その見返りとして得られる情報量は、いずれアウトプットした以上のものになると思います。
他社の情報収集についてはこちらも参考になります


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