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この記事の目次
自分の強みを見つけよう
センターピンと強み
5年10年前辺りによく聞いた言葉で、センターピンってキーワードがありましたよね。
ビジネス書なんかで調べると色々書いてありますが、シンプルに言えば、ビジネスを進める上で軸であったり、
要所となるポイント。
私個人の考えですが、センターピンって事業の数だけある。もっと正確に言うと、事業を行っている経営者の数と同じだけある。
つまり同じ業種や仕事であっても、全く同じことをやってる人もいなければ企業もない。と、考えるとセンターピンというのは事業を行っている代表者の強みそのもの。
それはスキルかもしれないし人脈かもしれない、アイデアかもしれないし性格かもしれない。
先天的な強みと後天的な強み
強みには二種類あります。
一つは性格や生まれ育った環境、ファミリー、資産など元々あった先天的なもの。もう一つは今まで生きてきた中で身に付けた仕事のスキルや人脈といった後天的なもの。
どちらが良いとか優れているということではなく、大事なのはそれらを自分のセンターピンとして意識できるか。
私の場合は
私の場合、センターピンとして考えている要素は二つ。
一つはリストラされてから転職した会社で、どん底に落ちる一歩手前で身に付けた質問力。これは仕事のスキルであって、後天的なもの。
もう一つは、自分の年齢や世代的な要素。これは元々備わっていた先天的なもの。
スキルに関しては分かりやすいので、いわゆる強みとして認識しやすい。しかし先天的なものは意識することが難しく、なかなか認識しにくいかもしれません。
そのため年齢や世代的なことを、実は私の強みなのではと思い始めたのはつい最近のこと。
アメリカ化現象が進む日本
リストラの嵐
現在、私は40代半ばですが、この年齢層で会社で最後まで残れるのは、今後は役員周辺まで行ける人くらい。
大手企業でリストラが激しくなっていますが、それをさらにフォーカスしてみると、大手企業の取引先の中小企業では、より一層リストラや減収減俸が激しくなっています。
そのような社会環境では、ミドル~シニア層はまともな再就職はほぼ不可能。
実はこの流れはかなり前から続いており、私自身もリストラされて実際に体験済みです。
アメリカ人の仕事観
何が言いたいかというと、日本は完全にアメリカ化してきてるということ。
アメリカに行くと分かりますが、何の仕事をして生活してるのか分からない40代~60代の方がかなりいます。
でも確実に何かの仕事をやっており、収入を得ています。
つまり会社だけに頼らず、個人事業も含めた自分の力で飯を食ってる人が想像以上に多いのがアメリカという国。
IPOやユニコーン企業を目指すといった大それたことじゃなく、自分のできる範囲で生活できる収入を、自力で稼いでる普通の人が多いんです。
ようやく気付いた日本人
行動しなかった結果
しかし日本ではこれらが現実問題として表面化してきたのは、ごく最近のこと。
そして心の中では「このままではマズい」と思いつつ、何一つ行動に移せていない人が圧倒的に多数います。
退職後、勤務先の嘱託で残れる幸運な方はごく一部。街中には日々の収入のため、仕事を選ばず働かざるを得ないミドル~シニア世代が急激に増えています。
自分だけのストーリー
このような社会状況で、自分の経験をマネタイズするビジネスモデルは、40代~60代のリストラや減収減俸、年金や老後資金に不安がある世代の人たちの共感を得やすいビジネスと言えます。
例えば40代ならば、少なくとも20年程度は社会人として働いてきた方が多いと思います。
どんな仕事でも20年もの経験があれば、何かしらの強みに繋がる経験は必ずあります。しかもその強みの背景には、必ずその方だけが経験してきた独自のストーリーがあります。
私が強み探しやポジショニング探しをどうやったかというと、実は無料のコーチング体験セッションを複数回受けました。それほどレベルが高いコーチでなくとも、異なる方から複数回のセッションを受けると、自然と自分の中にある考えや意見が客観的に見えるようになります。そしてコーチング終了後に、私に対する印象やイメージをヒアリングすると、想定していなかった意見やキーワードを頂けます。それらを俯瞰していく中で、徐々に自分の強みに繋がる独自のストーリーや考え方が見えるようになりました。
質問力の背景にあるストーリー
私にとっては質問力がまさにそれ。
しかも質問力を身に付ける過程は、まさに私にしかないストーリーがあります。
- リストラに会って無職になり、
- やっとのことで入った会社はゴリゴリの営業会社
- 生まれて初めての営業マン経験がスタート
- 売り上げは1年間ほぼ上げられず、社内には居場所がなくなる
- 精神的に追い詰められ、毎日辞めることを考えていた
- 先輩に同行した時に初めて質問を使った営業を見て衝撃を覚えた
- 辞める前、最後に一度だけ死ぬ気になってやろうと決心した
- 何度も先輩に同行して、何を質問しているかメモを取り、自宅でイメトレをした
- 3か月後、新規案件で500万円の受注が初めてとれた
- お客様に川崎が一番当社のことを理解しているから決めたと言われた
- それ以降、継続して受注が取れるようになった
- 質問するだけでなく、お客様との関係性を強くする方法も身に付けた
- それらのスキルを活かし、外資系コンサルティング会社へ転職
- 200社以上の内部情報を聞き出す力を身に付けた
ストーリーは自分のブランド
質問のスキルが高い方は他にもいますが、このストーリーを語れるのは私しかいません。
そしてこのストーリー自体が私自身であり私のブランディングそのもの。質問スキルにプラスして、私にしか伝えられない要素がたくさんあります。
一見すると差別化しにくいスキルであっても、過去のストーリーを紐解くことで、マネタイズできる独自の価値を必ず見つけることができます。
それを強みとして感じ取れたことは、自分にとって大きな発見でした。
昨年末に私のメンターと話していた内容が、着々と具体的な形になってきています。
自分にはその価値があると思うこと。そして行動すること。
よしっ、頑張るぞっと!
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